【離乳食後期~完了期】歯が生えないときの離乳食の進め方

歯が生えない時の離乳食の進め方

生後9ヶ月になると、離乳食は後期(カミカミ期)、1才には完了期(パクパク期)に進みますが、歯が生え始めない場合も、通常通り進めてよいものなのでしょうか?
ここでは、歯が生えない時の離乳食の進め方、離乳食を作るときの注意点などをまとめてみたので、離乳食づくりの参考にご覧ください。

目次

離乳食の進め方の基本

離乳食の進め方の基本

1、離乳食初期(ゴックン期)

月齢 生後5ヶ月~6ヶ月頃
食事からの栄養 1割~2割
食事の回数 1回
食事の硬さ 液体~トロトロ状

最初は、母乳やミルク以外のものを『飲み込む練習』です!
そのため、消化の負担にならないよう、離乳食はすべて液体~トロトロのペースト状にします。

2、離乳食中期(モグモグ期)

月齢 生後7ヶ月~8ヶ月頃
食事からの栄養 3割~4割
食事の回数 2回
食事の硬さ 舌でつぶせる硬さ
(豆腐くらい)

次は、口の中で食べ物を『舌と顎を使って押し潰す練習』です!

ペースト状からマッシュ状、みじん切りも取り入れていきます。丸のみするようなら、柔らかさを戻しながら、ゆっくり進めます。

3、離乳食後期(カミカミ期)

月齢 生後9ヶ月~11ヶ月頃
食事からの栄養 6割~7割
食事の回数 3回
食事の硬さ 歯茎で噛める硬さ
(完熟バナナくらい)

次は、食べ物を左右に寄せて『歯茎で噛んで潰す練習』です!

硬すぎても柔らかすぎても丸のみの原因となるので、指で押して簡単につぶせる完熟バナナの柔らかさが目安になります。

4、離乳食完了期(パクパク期)

月齢 1才~1才6ヶ月頃
食事からの栄養 8割~10割
食事の回数 3回+おやつ
食事の硬さ 前歯で噛み切れる硬さ
(肉団子くらい)

1才になり、ようやく『歯(前歯)で噛み切る練習』です!
ハンバーグややわらかく茹でたニンジンなどを前歯で一口量かじりとり、歯茎でつぶしたり、奥歯で咀嚼できるようになります。
この頃には、離乳はほぼ完了し、ほとんどの栄養を食事からとれるようになります。

歯が生えない時の離乳食の進め方

歯が生えない時の離乳食の進め方

離乳食中期→後期に進んでいいの?注意点は?

離乳食後期までは、食べ物を歯で噛むのではなく、舌でつぶしたり、歯茎で噛んだりする時期です。
歯が生える生えないに関係なく、3回食にして、硬さも少しずつ増やしていきましょう。
ただ、この時期は、硬すぎても、柔らかすぎて丸の飲みしてしまうので、慎重にステップアップすることが大切です!

赤ちゃんの噛んでいる側のほっぺが動いていれば歯茎で噛めている証拠なので、赤ちゃんの口元やほっぺの動きをチェックして、硬さや大きさを調整して進めましょう。

離乳食後期→完了期に進んでいいの?注意点は?

1才を過ぎて、1本も歯が生えていなかったり、前歯が生えそろっていないという子も少なくないと思います。
そのような場合も、体は大きくなり、必要な栄養素も増えるので、月齢通りに与える量や食材を増やしていきます。

ただ、注意しなければいけないのが、形状や硬さ。
前歯が生えていないと、噛み切れませんし、奥歯が生えていないと硬いものを十分に咀嚼することができません。離乳食後期と同様、歯茎でつぶせる完熟バナナくらいの柔らかさを目安にしましょう。

この時、必ず噛んでいる側のほっぺが動いて歯茎をつかって噛んでいるかチェックして下さい。もし丸飲みしているようなら、硬さや大きさの段階をひとつ戻したりしながら慎重に進めることが大切です。

おわりに

例え歯の成長が遅くても、体や脳は日々、成長・発達しています。
必要な栄養素が離乳食から取れるように、月齢に合わせた量と食材を食べさせてあげることが大切になります。

大きさや形状は、歯の成長だけでなく、赤ちゃんの食べ方や食欲に応じて調整が必要なので、口の動きをチェックしながら、焦らず、慎重に進めていきましょう^^

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