妊娠初期│胎児の成長と発育を知ろう!

妊娠初期の赤ちゃんの成長

妊娠初期の1~4ヵ月は、赤ちゃん心臓が動き始めて、脳、神経、目、口などたくさんの器官を形成する大事な時期になります。
ここでは、妊娠初期の赤ちゃんの大きさや成長の様子をイラストを見ながら紹介したいと思います!

目次

妊娠1ヶ月(0・1・2・3週)

妊娠1ヶ月目の胎児

子宮の大きさ 鶏卵大
身長 約1㎜
体重 約1g

妊娠は最終月経がはじまった日を0週0日目とカウントするので、0~1週までは妊娠もしていない時期です。2週目が排卵期になるので、この時期に性交渉をして受精すると、受精卵が形成されます。
受精卵は、細胞分裂しながら子宮に向かい、いよいよ着床して妊娠成立するのが3週目となります。

着床すると、赤ちゃんを包む袋となる胎嚢(たいのう)が作られます。そして、その中に赤ちゃんのもとになる胎芽(たいが)が作られます。

3週目の終わりでも、子宮は鶏卵大、胎嚢は4㎜、赤ちゃん(胎芽)の大きさは1㎜、体重は1gと、とーっても小さいので、検査をしても確認することはできません。

妊娠2ヶ月(4・5・6・7週)

妊娠2ヶ月目の胎児

子宮の大きさ ガチョウの卵大
身長 約2㎝
体重 約4g

4週の終わりころには、赤ちゃん(胎芽)の心臓が動き始めます。7週の終わりころには、子宮はガチョウの卵大、身長2㎝、体重4g程になり、今までおたまじゃくしの様だった体も、頭と胴がはっきりするので、人間らしさがでてきます。
エコー検査では、小さい赤ちゃんとトクトク動く心臓が確認できるようになってきます。

こんな小さい妊娠2ヵ月ですが、脳や神経、目、口、耳などの器官が急速に発達する大切な時期になります!

妊娠3ヶ月(8・9・10・11週)

妊娠3ヶ月目の胎児

子宮の大きさ 握りこぶし大
身長 約9㎝
体重 約20g

8週から11週にかけて、指・爪・顔が発達して、内臓の機能も少しずつ発達して、羊水を飲んで、尿として排泄し始めます。

顔、胴体、手足パーツがはっきりするので、より人間らしくなり、10週から胎芽は胎児と呼ばれるようになります♪

11週の終わりころには、子宮は握りこぶし大、赤ちゃんの身長は約9㎝、体重約20gになります。エコー検査でも、ほぼ100%赤ちゃんの心拍を確認できるようになります。

妊娠4ヶ月(12・13・14・15週)

妊娠4ヶ月目の胎児

子宮の大きさ 赤ちゃんの頭くらい
身長 約16㎝
体重 約100g

妊娠4ヵ月には、内臓や手足・顔のパーツなどの器官がほぼ完成して、神経・骨・筋肉の機能が発達します。
羊水量が増加する時期なので、機能の発達とともに手足を曲げ伸ばししたり、体を回転させたりと活発に動くようになります。

15週の終わりころには、子宮は子どもの頭大、身長約16㎝、体重約100gになります。15週頃には胎盤が完成するので、へその緒を通じてお母さんの体から栄養と酸素を取り込めるようになり、こらから体の成長は加速します。

補足>>骨盤ができるまでは、卵黄嚢と呼ばれる栄養袋があって、赤ちゃんに栄養を与えています。

まとめ

妊娠初期は、1㎜未満だった赤ちゃんも、16㎝程まで成長し、手足や頭・顔も完成するので、もう人間らしい姿形をしています♪
顔もエコーでわかるようになり、かわいさも増してくる時期ですが、お母さんの体の変化も大きく、仕事や家事がいつも通りできなくなる方も多いはず…。休めるときにしっかり休んで、小さい赤ちゃんを守るためにも、無理をしないように過ごしましょうね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次