離乳食のキュウリ│生はいつから?皮・種は食べれる?

生で食べることが多いキュウリですが、離乳食では加熱するべきか?種は取り除くべきなのか?など分からないことも多いと思います。
そこで、赤ちゃんにキュウリを食べされるときに注意点や、下処理の方法などをまとめてみました。

離乳食づくりの参考にご覧ください♪

目次

キュウリはいつから食べられる?

キュウリは離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)から、食べることができます。

普段生で食べることが多い野菜ですが、離乳食中期までは、殺菌・アレルギー予防のために加熱して与えましょう。

離乳食後(生後9~11ヶ月頃)からは生でも食べられます!

離乳食初期 離乳食中期 離乳食後期 離乳食完了期
加熱する 生でもOK

キュウリでアレルギーは起きる?

キュウリも稀にアレルギー症状を起こすことがあります。

また、「仮性アレルギー」と言って、キュウリの中に含まれるサリチル酸という物質が体に直接作用して、皮膚の発赤・腫れ・痒み・蕁麻疹など、アレルギーと同じ様な症状を引き起こすことがあります。
アレルギー程強い症状が出ることは少ないですが、大量摂取、空腹、疲労などで症状が誘発されると言われています

これらのアレルギー・仮性アレルギーは、熱を加えることで予防できるので、離乳食初期・中期は加熱するようにして下さい。離乳食後期になり生で与える際には、1さじずつ十分注意して与えましょう。

もし、アレルギーと思われる症状が場合には、アレルギーか仮性アレルギーかの判別のためにも病院で1度検査してもらうことをお勧めします。

キュウリは栄養がない?

キュウリは栄養がないとよく言われますが、その根拠は、キュウリが「世界一栄養がない(ローカロリーな)果物」としてギネスブックに登録されたから。

とは言っても、キュウリにもしっかり栄養素が含まれています!

まずは、カリウム。利用作用があり、体の中の水分量を調整しむくみも解消してくれます。
そして夏が旬なキュウリは、火照った体を冷ましてくれる効果もあります!

また、キュウリの皮に含まれるβカロテンは、免疫力を上げたり、肌や粘膜の健康を保つ作用が期待できます。

キュウリの皮・種はどうする?

キュウリの皮は、硬く青臭さもあるので、離乳食期は取り除いてあげましょう。

離乳食完了期(1歳~1歳半)以降、奥歯で噛み砕けるようになれば、皮つきに挑戦してもOKです。

キュウリの種は、基本的に取り除かなくてOKです。ただ、自家栽培などで大きく育ったキュウリは種も大きいので、目立つ場合は取り除いてあげても良いでしょう。

キュウリの下処理

  1. キュウリを水洗う
  2. 端を切り落とし、ピーラーで皮を剥く
  3. 縦半分に切って、スプーンなどで種を取り除く
    (気にならなければ取らなくてもOK!)
  4. 離乳食初期はすり下ろしたりハンドミキサーなどでペースト状に
    ※次項『キュウリの形状と量』を参照
  5. 電子レンジで加熱(20~30秒)
  6. できあがり!

キュウリの形状と量は?

離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)

きゅうりのペースト

ペースト10g

目が細かいおろし器や、ハンドブレンダーなどを使いペースト状にします。
水分が足りないようなら、白湯やだし汁でのばしましょう。

目安量は1回10g程です。

離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)

キュウリのみじん切り

みじん切り20g

すりおろすか、細かくみじん切りにします。

目安量は1回20g程です。

離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)

千切り(小さめ)30g

千切り(小さめ)30g

小さめの千切りや、薄い輪切りなど食べやすい大きさに切りましょう。
噛む力が強くなってきたら、少しずつ皮にも挑戦させてみて下さい。

皮を剥き、サイコロ状にして柔らかく煮れば手づかみでも食べられます^^

目安量は1回30g程です。

離乳食完了期(1歳~1歳半頃)

きゅうりスティック

きゅうりスティック30g

離乳食完了に近づき、奥歯で噛み砕けるようになれば、スティックでも食べられます!
しま状に皮を剥いてあげると食べやすくなります♪

目安量は1回40g程です。

〇補足〇
形状や量はあくまで目安です。
お子さんの食の進みや、歯の生え具合などを見て、調整してあげましょう!

きゅうりは冷凍保蔵できる?

下処理に手間のかかるキュウリは、製氷皿などに小分けにして冷凍保存することができます。

すりおろしたきゅうりを生のまま冷凍することもできますし、電子レンジで加熱したり茹でたものを冷凍することも可能です。

おわりに

あまり生以外で食べることが少ないキュウリですが、実は煮ても炒めてもおいしい食材!
いも類やトマトなどほかの野菜や、お魚とも相性が良いのでぜひ、お子さんの離乳食に取り入れてみて下さい。

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