栄養が豊富なトマトは、離乳食にもぴったりな食材♪
ここでは、赤ちゃんにトマトを食べさせる時の注意点や、簡単な種・皮の取り方など、ママに知っておいて欲しいポイントをまとめてみました。
離乳食づくりの参考にぜひご覧ください♪
トマトはいつから食べられる?
トマトは離乳食初期から食べられる食材です。
ただし、離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)は、殺菌・アレルギー予防のために加熱して食べさせてあげましょう。
トマトに慣れてきた離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)からは、生でOKです!
離乳食初期 | 離乳食中期 | 離乳食後期 | 離乳食完了期 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
加熱して | 生でもOK |
トマトでアレルギーは起きる?
トマトはアレルギーが起きにくい食材です。
しかし、まれにトマトに含まれるヒスタミンという物質が原因で、口の周りが赤くなったり痒くなることがあります。
多くの場合、症状は軽く1時間もすれば自然と消失します。
しかし、多量に食べた場合には、食物アレルギーと同様に蕁麻疹などの強い症状がでる場合があります。
どの食材もそうですが、最初は1さじから始め徐々に量を増やして様子を見るようにしましょう!
トマトの栄養
医者が一番健康にいい食べ物と称するトマト!
トマトに含まれるリコピンには、強い抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を取り除き、生活習慣病などから体を守ってくれる効果があります。
また、喘息やアレルギーを改善させたり、成長ホルモンを活性化させる働きも期待されます。
その他、肌の調子を整えるビタミンC、免疫力を高めるβカロテン、骨を強くするビタミンK、腸内環境を整える食物繊維を豊富に含み、赤ちゃんにもぴったりの健康食材です♪
特に完熟するほど栄養価が高いので、青いものよりできるだけ熟したものを選びましょう!
また、加熱することで、リコピンの吸収率が上がり、甘味も増します。生だけではなくスープやパスタなど加熱料理もおすすめです♪
トマトの皮・種はどうする?
消化しにくいトマトの種と皮は、離乳食が完了するまでは取り除いであげるのがベスト!
特に、トマトの皮は、赤ちゃんが噛み切れず、喉に詰まらせてしまう危険性もあるので、歯が生えてカミカミできるようになる1歳頃までは取り除くようにしましょう!
トマトの種に関しては、それほど神経質になる必要はなく、「最初からから種は取らなかった」「離乳食後期には取らなかった」というママも多くいます。
種を取らなくても、うんちと一緒に出てくるだけなので、赤ちゃんの体に影響を及ぼすことはないでしょう。
ただ、種は酸味が強いので、食べやすいように離乳食初期のうちだけでも取ることをお勧めします!
簡単!トマトの下処理方法
トマトの種と皮を、簡単に取り除く方法をご紹介します。
レンジで時短!トマトの皮むき
一般的にトマトの皮は湯むきですが、電子レンジを使えば時間・ガス代の節約になります。
面倒くさがりの私でも簡単にできたので、ぜひお試しを!
- トマトを洗い、ヘタを取る
- おしりに十字の切り込みを入れる
- 耐熱容器に入れ、ラップをかけずにレンジでチン!
40秒~1分半
- 冷水に浸けたら、切れ目から皮を剥く
写真のようにすーッと剥けます♪
- 皮が剥けたら横半分に切る
(※間違えて最初縦半分に切ってしまったので、トマトぐちゃぐちゃ…^^;ごめんなさい)
- スプーン等で種を取り除いたら、成長に合わせた大きさに調理!
- ペーストは、裏ごし器またはハンドブレンダーで♪
- 完成♪
冷凍で!ミニトマトも簡単皮むき♪
小さくて皮が剥きずらいミニトマトは、冷凍することで超簡単に皮むきできちゃいます♪
- ミニトマトのヘタを取り、洗う
- ジップロックなどに入れ冷凍する
- 使いたい時に取り出し、水に30秒ほど浸ける
- 皮を剥む
こんな感じでスル~っと皮が剥けます♪
- 横半分に切る
- 箸を使ってシャーベット状の種を取り出す
- あとは、成長に合わせた大きさに調理!
面倒なトマトの皮むき・種取りもちょっとした時短テクで、ぐんと調理が簡単になります♪
ぜひお試しください^^
トマトの形状と量は?
トマトの下処理が完了したら、離乳食の段階に合わせた形状・大きさに調理します。
1回分の目安量も記載しているので、参考にご覧ください。
離乳食初期(5~6ヶ月頃)
裏ごしまたはハンドブレンダーなどで、ペースト状にします。
目安量は1回10g程です。
離乳食中期(7~8ヶ月頃)
すり潰すか、細かくみじん切りにします。
目安量は1回20~30g程です。
離乳食後期(9~11ヶ月頃)
5㎜大の角切りにします。
目安量は1回30~40g程です。
離乳食完了期(1才~1歳半頃)
1㎝大の角切りにします。
目安量は1回40~50g程です。
トマト加工品は、下処理なしで使えて便利♪
トマトの下処理が面倒!というママは、トマト加工品を活用すると便利ですよ!
例えば、無添加のトマトジュースやトマトピューレ・ペースト。
どれも、100%トマトで出来ているものであれば離乳食に使うことができます!
ただ、カット・あらごし商品は、皮や種が含まれている商品が多いので、離乳食の段階によっては取り除いてあげましょう^^
トマトペースト・ピューレは、皮・種は取り除かれていますが、濃縮されているので、成長に合わせて濃さや量をを調整してあげて下さい。
私は、少し味変したいな~という時にお粥にトマトジュースとコンソメを少し加えてリゾット風にしてみたり、パサパサするお魚にトマトピューレを和えたりして使っています!
余ってしまっても、製氷皿に小分けして冷凍保存することもできますし、とっても便利ですよ♪
まとめ
トマトは、お魚やお肉、他の野菜とも相性が良いので、レパートリーがマンネリ化しやすい離乳食にはありがたい食材。
赤ちゃんの成長にかかせない栄養もたくさん含まれているので、ぜひ離乳食に取り入れてみて下さい♪