妊婦検診で行う超音波検査(エコー検査)では、赤ちゃんの体の大きさを測定し、順調に成長しているか確認しています。病院でもらえるエコー写真にもしっかり測定値は記載されているのですが、正直、英語や記号で書かれているので素人にはさっぱりです。
そこで、この意味不明な英語や記号が何を示すのかまとめてみました!
GS(胎嚢の大きさ)
妊娠初期に胎児が包まれている胎嚢という袋の大きさを表します。
妊娠6週頃までは、赤ちゃん(胎芽)は小さすぎてエコー検査で確認できないことがありますが、胎嚢が確認できることで、妊娠が判明します。
すぐ大きくなって胎嚢は画像上からはみ出るので、妊娠初期の初めにしかGSは測定できません。
CRL(頭殿長)
赤ちゃんの頭からおしりまでの長さを表します。
妊娠初期8~11週頃までは、赤ちゃんの成長に個人差が少ないので、出産日の算出のために測定します。
EDD/DEL(出産予定日)
CRL(頭殿長)から器械が自動的に算出した出産予定日です。
この結果や、最終月経から最終的に出産予定日が決まります。
AGE/GA(妊娠週数)
CRL(頭殿長)などから器械が自動的に算出した妊娠週数です。
例えば、【8w3ⅾ±2ⅾ】というように記載されます。
これは、8week(週)の3day(日)、誤差は2day(日)という意味です。
つまり、器械が算出した赤ちゃんの大きさは8週の1日目~8週の5日目ということになります。
BPD(胎児大横径)
赤ちゃんの頭の横幅を表します。
通常、妊娠4ヵ月頃から測定され、推定体重を割り出すのに使われます。
FTA(胎児胸部断面積)
胸部を輪切りにしたときの断面の面積を表します。
お腹のふくらみを示す腹部前後径(APTD)と、腹部の横幅を示す腹部前後径(TTD)を測定することで算出することができます。
HL(上腕骨長)
肩から肘まである上腕骨の長さを表します。
通常、測定することは少ないですが、骨の発達障害を疑う場合などに測定します。
FL(大腿骨長)
太ももの付け根から膝まである大腿骨の長さを表します。
大腿骨は、胎児の中で最も大きな骨で、順調に成長しているか確認するために大切な指標になります。
推定体重の算出にも使われます。
EFW/EFBW(推定体重)
これまでに出てきた、BPD・FL・APTD・TTDの測定値から赤ちゃんの推定体重を算出したものです。
測定値で我が子の成長を実感♪
超音波画像の測定値がわかると、「足が1㎝伸びた!」「頭がもう7㎝もある!」と我が子の成長を実感できて、さらに愛おしさを感じることができるのではないでしょうか♪
成長すればするほど、足が少し短い、頭が少し大きい…など個性が出てきます。ちなみに、うちの娘は、他の測定値が妊娠週数に相当していたのに対し、頭だけ3週間分、大きい値が続いていました^^;もちろん問題なく出産・成長しています♪
何か発達に異常があれば、医師は必ずお母さんに伝えてくれるので、何も言われなければまず心配ありません!
かわいい我が子の成長を10ヶ月間ゆっくり見守ってあげましょう♪