【悲劇】分娩後に外陰血腫になった!!痛みや手術について

外陰血腫

分娩後に外陰血腫になった私のリアルな経験をもとに、誰にでも起こりうる外陰血腫の症状や治療法についてまとめてみました。
出産前の情報収集や、外陰血腫と診断されたお母さんの参考にしていただけると幸いです。

目次

外陰血腫とは?

外陰血種・膣(壁)血腫のイメージ図

分娩や分娩操作によって、外陰部(恥骨から会陰までの領域)や膣壁の血管が損傷することがあります。
外陰部の皮膚の下で出血を起こして、そこに血の塊(血種)ができると外陰血腫と呼ばれ、膣壁に血の塊(血種)ができた場合には、膣(壁)血腫と呼ばれます。

外陰血腫のになる原因は?

外陰血種になる原因

赤ちゃんを娩出するときに、外陰部や膣付近が強く引き伸ばされて、血管が損傷するために皮膚の下で出血を起こし、血腫が形成されます。
また、分娩以外にも、股間を強打した場合などにも起こります。

私は、緊急帝王切開で出産したのにも関わらず、外陰血腫になったので、医師や助産師さんは不思議そうでした。
私が思うに、回旋異常だった赤ちゃんの頭の位置を直そうと、助産師さんが手をグリグリ入れて頑張ってくれていたのですが、その操作がとにかく痛くて、叫んでしまったくらいだったので、その操作が原因だったのだと思います…^^;

外陰血腫の症状は?かなり痛いの!?

外陰血種の痛み

分娩後1~2時間で、外陰部や膣付近の腫れが現れ、強い痛みを伴います。
比較的太い動脈を損傷した場合などには、出血多量で貧血やショック状態になる危険性もあります。

私は、下半身麻酔が切れてくると、傷の痛みよりも、肛門に強い痛みを感じ始めました。

あまりに辛いので、痔かと思い、助産師さんに診てもらうと『肛門じゃなくて、外陰部が腫れている』と言われました。
自分でも触って確認してみると、右の外陰部がこぶし大に腫れているのがはっきりわかりました。私は腫れ・痛みだけではなく、貧血にもなっていたので、皮下出血の量もそれなりに多かったのだと思います。

本来なら、入院中に血を抜いてもらう処置をしてもらえれば、痛みもその場で治まるはずでしたが、担当の助産師さん・医師が問題視しなかったので、私も大丈夫なのだと思い込み、それからただただ辛い痛みに耐えることになりました…。

痛みは、産後2週間(退院後1週間)ほどで引きましたが、外陰部の腫れはこぶし大のままでした。
そして1ヶ月健診のときに、ようやく医師に外陰部の腫れが続いていることを相談し、ようやく外陰部血種という診断をうけ、治療することになったのです…^^;

外陰血腫の治療法

血腫が小さければ(5㎝以下くらい)、自然に血腫は体に吸収されてなくなります。
ただ私のように血腫が大きい場合には、自然に吸収されないので、『血腫除去術』という手術を行い、外科的に血腫を取り除くことになります。

血腫除去術とは?

血腫切除術

手術とは言っても日帰りで行う局所麻酔の処置で、血腫を確認できる表面の皮膚を小さく切開して、血腫(血の塊)を排出します。
そのあと、切開した傷を縫って閉じます。

出血がまだ続いている場合には、ガーゼを詰めて圧迫止血を行うこともあります。
多くの場合、再出血の予防のためにドレーン(管やガーゼ)を皮下から外に出して、再出血がないか再診することになるでしょう。

私も、この血腫除去術を行いました。
局所麻酔自体は、とても細いで3~5回チクっとするだけなので、痛みは少ないですが、注射される場所が場所なので、そこだけは我慢が必要です^^;
内診が大嫌いな私個人の意見としては、とにかくその注射は恐怖で、帝王切開よりもずっと辛かった…というのが正直な感想です。

そんな恐怖に耐え、処置は30分程度で終了です。排泄された血の塊はけっこうな量でした…。

私は再出血予防のため、傷からガーゼドレーンが挿入され、翌日の再診の予約し、抗生剤を1週間分処方され帰宅しました。
翌日の再診では再出血はないものの、そのままガーゼドレーンは挿入されたまま、数日後再診になりました。

数日後の再診では、ガーゼもすべて取り除かれ、これでようやく治療は終了しました。

まとめ

外陰血種の症状や治療についておわかりいただけたでしょうか?
分娩という大仕事を終え、慣れない育児に奮闘中に、外陰血種になるという悲劇…。痛みも強く、産後の生活にも影響するので、膣や肛門に強い痛みを感じたり、腫れがある場合には、血腫を疑いましょう!

私のように放置しておくと、生後1ヶ月の子どもを誰かに預けて、日帰り手術をしなければいけなくなってしまいます…!出来れば、入院中に医師や助産師さんに相談して、早急に治療を行ってもらいましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次