赤ちゃんのスタイや衣類、ガーゼタオルなどピンクに変色することはありませんか?
ここでは、私の経験をもとに、洗濯物に発生するピンク汚れの原因や、きれいさっぱり汚れが落ちる洗濯方法についてまとめてみました。
ピンクに変色した原因は、赤カビだった!
うちの娘が3ヶ月頃だったでしょうか…まずピンク汚れが現れたのは生後すぐから使っているスタイでした。
もちろん毎日洗濯していましたし、カビ汚れなんて考えもせず、手作りしていたのでチャコペンでも滲んできたのかな?色落ちが写ったのかな?くらいにしか考えていませんでした。
しかし、ロンパースやガーゼタオル類も同じようにピンクに変色し始めたので、まさか…と思いネット検索しました。
すると‥変色の原因は「赤カビ」という衝撃的事実を突きつけられました・・・><;
生まれて間もない赤ちゃんを赤カビと触れ合わせていたなんて…ショックでした。
なぜ、赤ちゃんの衣類に赤カビが発生してしまうのかというと、赤ちゃんは新陳代謝がいいので、大人より衣類にカビの栄養となる汗や皮脂がたっぷり付着していること、さらに栄養豊富なミルクや母乳も付いていると、カビが繁殖する最高の条件となってしまうのです。
赤カビって何もの?
カビには、食品にみられる青かび、しまい込んだ靴や食品にみられる白カビなどがありますが、お風呂や衣類に現れる赤カビは、詳しくみるとカビ菌ではなく、「ロドトルラ」という酵母菌の一種になります。
カビ菌と酵母菌は、ほとんど同じものですが、構造状に違いがあるので呼び名が違います。
繁殖力が黒カビの10倍もあり、いっきに繁殖・増殖するので、汚れはすぐに広がります。
この赤カビは、人体に直接影響はないと言われていますが、赤カビが発生する環境下では、黒カビも発生しやすいので、赤ちゃんの衣類なら特に、きれいにしておきたいものです。
※ちなみに、植物やパンやごはんに寄生する「フザリウム」という赤カビは、食べることで嘔吐や下痢など中毒症状を引き起こすことがあります。
衣類に発生した赤カビの対処方法
ピンク汚れは、いくら洗濯しても、漂白剤につけ置きしても取れませんでした。
もう、消耗品として捨てるべきかな?と思っていたところ、「煮洗い」という方法があることを知りました。
今まで煮洗いなんて聞いたこともありませんでしたが、ガンコな汚れや臭い落とす、すごい洗濯方法だったので紹介したいと思います。
ベビーの衣類を煮洗いしてみた!
準備するもの
- 汚れた衣類・タイル類
※熱に強い、綿と麻のみ煮洗い可能です。 - ステンレスかホーローの鍋
アルミ鍋は、洗剤の成分で、黒く変色したり穴が空くことがあるので× - 粉せっけんor液体せっけん
- (酸素系漂白剤)
酸素系漂白剤は、色落ちしにくく生地を傷めにくい - 箸やトングなど
洗い方
- 衣類がしっかりつかる程度、鍋に水をはる
- お湯を沸かす
- 火を止めて、粉せっけんであれば水1Lに対し小さじ2
液体せっけんでれば、粉せっけんより少し多めに、しっかり泡立つくらい入れる。 - あれば酸素系漂白剤を全体に振りかけて混ぜる
- 火をつけて弱火で20~30分煮る
※吹きこぼれに注意! - 水道水で軽くすすいだ後、洗濯機ですすぎ・脱水する
おおざっぱな私は、計量が面倒だったので27~28㎝のステンレスの鍋に半分ほどの水に対し、arauの液体せっけんキャップ1杯、シャボン玉せっけんの酸素系漂白剤を大匙1~2杯程度入れました。
しっかり泡立つことを確認して、30分コトコト煮たところ…なんとビックリ!赤カビは跡形もなく消えたではありませんか!!
煮洗いの威力に感動し、試しに夫の黒ずんだバスタオルを煮洗いしてみたところ、これまたキレイさっぱり!!
綿・麻の素材のものであれば、他にもいろいろ洗えそうですね♪
おわりに
赤ちゃんが小さいうちは、吐き戻しがあったり、母乳やミルクで汚れた洗濯物も多いのではないでしょうか?
栄養豊富な母乳とミルクは、赤カビも大好きで、一晩洗濯物を放置しているだけで、どんどん発生・増殖してしまうんです…!
そのため、母乳やミルクでスタイやベビー服が汚れたら、そのまま洗濯カゴにいれるのではなく、手洗いしてある程度汚れ落としておくことが大切です。もしそれでもピンク汚れがでてきた場合には、洗浄力抜群の煮洗いを試してみて下さい♪
もちろん臭いや黄ばみが気になるバスタオルなど大人の衣類にもおすすめです♪