出産時は最低でも4日~7日の入院が必要になりますから、2人目の出産時には、上の子の預け先はどうするのか?という問題が生じてきます。
上の子と1日も離れたことない、というお母さんも多いと思いますし、不安もたくさんあって、預け先は悩むところだと思います。
そこで、心強い先輩ママの体験談を含め、各預け先のメリット・デメリットをまとめてみました!
家族が協力してくれる場合
実家に預ける
一番多いのが、ママの両親に預けるというケースです。
里帰り出産という形で、ママが実家に帰って面倒を見てもらう方も多いですが、上の子の保育園や幼稚園の関係で、自分の家に親に泊まってもらったという方も多いんですね!
自宅であれば、お子さんも安心できますし、パパにも会えるので、ストレスが少なくて済むでしょう。
ただ、旦那さんが義両親と過ごすことにストレスを感じることがあるので、旦那さんと相談は必要になりますね^^;
実母に来てもらいました。
出産前には、母が我が家に泊まりに来て、上の子とお風呂に入ったり寝かしつけたりしてもらいました。
夫は忙しく世話はほぼ母にお願いしないといけなかったので、母にとっても練習になってよかっと思います。実母だと、私も「そういうやり方は辞めて欲しい」と意見も言えたので、安心につながりました。
上の子が3歳のときに実家に預けました。
よく遊びに行っていたのでじじ・ばばに懐いていましたが、泊まりなどした事もなく不安だらけでした。結果、泣く事もなくお泊まりしてお風呂にも入ったようです。子どもは意外と親が心配しなくてもちゃんとできるんだなっと思いました。
パパの実家に預ける
次に多いのが、パパの実家にお世話になるケースです。
ママにとっては、すこし抵抗を感じる選択肢ですが、実父母に頼れない場合には次に頼りになる存在です。
家が近ければパパも一緒にお世話になることができるので、お子さんのストレスも少なくて済みますね♪
出産後に実母が3週間休みを取って来てくれるので、入院中まではお願いできず、義母に預かってもらいました。
妊娠がわかってから休日は主人と子どもで義親家に遊びに行っていたので、義親にもすっかりなついて安心して預けられました。
ちなみに入院中は主人も義親家から出勤です。
お義母さんに入院中お願いすることにしました。義実家は遠方ですので、こちらに来ていただく形です。慣れない家、使い勝手、家電もしかり。幸い、土地勘はあったので買い物などは夫と一緒に。一度予行で2泊程していただきました。家中の戸棚に付箋貼りまくり、物のありかを明示しました。
パパに預ける
入院期間中は、夫に有休を取ってもらって面倒を見てもらうという選択肢もあります
ママもお子さんも一番安心できるのは、パパかもしれませんね♪
ただ、仕事の関係上パパが休みを取れない…という場合も多いと思います。
もし、早退や残業を減らすことができれば、次に紹介する「子連れ入院」や「一時保育」を併用するのもひとつの手かもしれません。
私は義理両親は遠方である事と、実母に預けたくなかったので、二人目、三人目の出産時には妊娠前から相談して主人に仕事を休んでもらいました。
4、5日で退院出来たので、休日に絡め3日程お休みを頂く事で何とか乗り切りました。妊娠中は、家事の事(手順等)、子供の事(好きな事、嫌いな事等)を良く話して、私がいなくても困らないようにしました。
上の子は幼稚園の延長保育。下の子は保育園に預けました。主人はとても仕事が忙しく、普段は休みなど取れないのですが、そこは上司に話してもらって、その一週間だけは、仕事を遅刻早退という形で協力してもらいました。主人にそうしてほしい。という話をしたとき、正直、すぐにいいよとは言いませんでしたが、説得しました。結果、なんとかなりましたよ。
誰にも頼れない場合
子連れ入院する
数的には多くはありませんが、子連れ入院できる病院が近年増えてきています。
自分以外に面倒を見てくれる人がいない場合、そのような産科を探して受診・入院することもできます。
ただ、生後数日の新生児と、上の子の面倒も全てみるとなると体力的に大変です。できれば、他の選択肢と併用することも考えておきましょう。
2人目の頃は旦那は長距離だったので上の子も一緒に入院しました。多少おもちゃも買っておいてお産セットと一緒に見せずに隠しておきました。子供も退屈だし時々友達が息抜きと言って上の子を連れ出してくれてとても助かりましたよ。
上の子3歳のときに子連れ出産しました。
家族も泊まれる個室だったので、主人もそこから出勤してもらいました。
産後すぐ休む間も無く、上の子のトイレやシャワー、食事、着替えなどしつつ、下の子の世話もあるから忙しかったですが。
一時保育を利用する
認可保育園や民間の保育所では、1日単位で保育園を利用できる『一時保育(一時預かり)』というシステムがあります。
平日の朝8・9時~夜17時頃まで預かってくれるので、パパや親族が送り迎えができるのであれば、とても有効な選択肢だと思います。
ただ、保育園に行くと風邪をもらう可能性も十分考えられるので、早退・お休み時の対応も考えておく必要がありますね。
一時保育を実施している園は、自治体のホームページに掲載されていると思います。
利用できる対象年齢・預かり時間・保育日は保育園によって異なるので、各保育園へ確認が必要です。
料金は、自治体や保育園によって異なりますが、認可保育園では1日2,000円程のところが多いようです。
利用する場合には、事前登録・事前予約になるので、早めに準備しましょう。
また、出産はいつになるか予測できないので、予約が取りづらいかもしれません。前後余裕をもって予約を入れるべきかなど、保育園側とよく相談しておきましょう。
上の子が1歳9ヶ月の時に、週3回利用し、送り迎えは実母にお願いしました。
出産前には、慣らし保育で1ヶ月前から週1で通っていたのですが、初めての集団生活で、風邪やRSをもらってきて、大変でした…。
入院までに慣らし保育をお願いしていましたが、2回とも泣き通しで、先生からもかわいそうと言われ慣らし保育は断念しました。
いざ出産の時は一時保育を1週間利用しましたが、その間はお別れした後を一瞬泣いてたらしいですが、後は機嫌よく遊んでたらしいです。
24時間保育を利用する
数は多くはありませんが24時間保育してくれる保育園・託児所があります。
24時間泊まり込みも出来ますし、例えば朝6時~夜10時までなど、パパの仕事時間に合わせて保育をお願いすることも可能です。
料金は施設によって異なりますが、無認可保育園に長時間預ける場合、ある程度の出費は覚悟が必要です。
一時保育は旦那の仕事時間に合わなかったため、24時間保育を使いました。
2才4ヶ月の娘です。朝7時半から夕方6時まで、一日お昼ご飯おやつ付きで3400円でした。
子供は、初日はご飯もお昼寝も拒否でしたが、5日目には慣れました。先生もプロなので上手に接してくれます。
ファミリーサポートを利用する
これは、子育てを「援助したい人」と「援助を受けたい人」とが互いに助け合うというシステムで、事前登録すると、保育園の送り迎え、託児などをお願いすることができます。
そのため、子連れ入院をしながら、日中だけ一時保育を利用する場合に、その送迎をお願いしたり、パパの仕事時間が長く、一時保育の時間では間に合わない場合などに託児をお願いすることが可能です。
各自治体が行っているサービスで、料金や利用方法は、各自治体のホームページで確認できます。
主人の仕事が夜勤のため、娘(当時3歳11ヶ月)と付き添い入院し、病院から保育園までの送迎をファミリーサポートの方にお願いしました。
出産っていつになるかわから無いので出産予定日をあらかじめ伝えておき、その前後いつになるかわから無いけど・・・という話をしておき受けてくださる方を探しました。
計画分娩(誘発分娩)という選択肢も
どの選択肢も難しい場合…“誘発分娩(計画分娩)”にすることで予定が組みやすくなり、預け先の選択肢は広がるかもしれません。
この場合、出産日は数か月前に決まるので、仕事をしているパパや両親も休みを調整しやすくなりますよね。
一時保育も、予定が立つので預けやすくなるでしょう。
ただ、薬などで人工的に子宮口を開く処置をするので、母体・胎児に全くリスクがないわけではありません。
家族や産科医とよく相談して決めるようにしましょう。
38周過ぎに計画出産(無痛ではない、誘発分娩)しました。
ですので夫が有給休暇を取って上の子供を見ていました。
有給休暇+土日で私の入院中世話してもらい、退院後は仕事に戻りました。
事前に予定が決まったので仕事への影響、私の精神的な不安は最小限に済みました。
上の子2歳半で下の子を出産しました。
旦那は朝早く夜遅い、実家はどちらも遠方、親たちはみんな働きているという状況で、計画分娩を決めました。
予め義母に1週間休みをとれるよう職場に話してもらい、出産前日から家に来てもらいました。退院後は実母・実父が1週間ずつ交代で来てもらいました。
【体験談】我が家は義父母に預けました。
私は上の子が2歳の誕生日を迎えた3日後に、予定帝王切開で入院・出産しました。
この時、上の子を預けたのは自宅から近いパパの実家。
私の実家は車で2時間程のところで、里帰りという選択もできましたが、パパの実家であればパパも実家かた通勤できるし、パパと寝起きできれば子どものストレスも少ないと考えたからです。
義父母との関係は良好ですが、子供を預けるとなるとそりゃ~不安でした^^;
ですが、義父母は私より子育て経験がある大先輩ですし、食事や外出時など気を付けて欲しいことを伝えて、あとはすべてお任せしました。
義父母も7日間の預かりを快く引き受けてくれました(帝王切開なので、自然分娩より入院期間が長い…)。
お泊りが決まってからは、妊婦健診のたびに、4~6時間預かってもらって、パパ・ママがいない予行練習?的なことをしました。
今まで2時以上離れることはなかったので、初めて預けた時は、「寂しくないかな?」「お昼寝できてるかな?」と気が気じゃありませんでした。
それなのに、義実家に迎えに行くと、パパ・ママのことなんて忘れて無我夢中で遊んでいて拍子抜け!笑
顔をみて泣きつくどころか、「パパ!ママ!」と顔だけこっち向けて、すぐ遊びに戻ってしまうんですから、ちょっと寂しいくらいでした・・;
これは、娘のための予行練習というより、ママが娘と離れる予行練習だったのだと思います^^
実際の入院中は、歯磨きやお風呂は嫌がって泣いていたようですが、夜泣きすることもなくそれなりに楽しく過ごしていたようで、私も安心して過ごすことができました♪
おわりに
入院中にお母さんとお子さんが安心して過ごすために、預け先は早い段階から話し合っておきましょう。
預け先が決まれば、お泊りの練習をしたり、慣らし保育をしたりと準備することも可能です。
入院前にママと少し離れる練習をすることで、お子さんは「居なくなってもまたすぐ会える」ということがわかってくれるはず♪
そして、ママもお子さんと離れる練習をすることで、安心して出産に望めると思いますよ♪