子どもが生まれると、いろいろ出費が増えますよね…。
我が家も、出産を期に、光熱費や食費が増えたので、どこかで節約しなければと考え、携帯会社をドコモからY!mobileに乗り換えることにしました。
格安スマホが気になっていても、切り替えるのが面倒…なんだかんだ言ってそんなに安くならないんでしょ?と思っている方のために、実際、Y!mobile(ワイモバイル)と契約してみてわかったこと、メリット・デメリット、そして料金について詳しく紹介したいと思います!
目次
そもそもY!mobileって何?
Y!mobileは、モバイル回線を販売していた『イー・アクセス』や、PHSを販売する『ウィルコム』を、ソフトバンクが吸収して誕生しました!
つまり、ソフトバンクの『サブブランド』で、回線はソフトバンクと同じものを使用するのため、電波が悪い・速度が遅いといったことはありません。
桐谷美鈴さんや工藤工さん、ふてにゃんが登場するCMで、多くの方が目にしていると思いますが、実際、安さとサポート面の充実から人気も高く、現在、契約数も順調に伸びています。
大手キャリア・サブブランド・MVNOの違い
ひと昔前まで、携帯キャリアはドコモ・au・ソフトバンクの3つだけでした。
ところが近年、『サブブランド』や『MVNO(格安スマホ)』のような携帯電話事業が数多く誕生し、ユーザーの選択肢はずいぶん拡がりました。
どの携帯事業者を選ぶかは、乗り換えるうえで重要な選択になるので、従来のキャリア、そして新たに誕生したサブブランドやMVNO(格安スマホ)はいったいどのようなものなのか、それぞれの違いや特徴を見ていきましょう!
大手キャリアとは?
NTTドコモ、au、ソフトバンクの3社のことです。
これらは、長年の実績と信頼があるだけでなく、至る所にショップを構えているため、サポート面で最も安心感があります。
また、通話が定額(月額2700円)でかけ放題なるのも大手キャリアだけ!サブブランドやMVNOはその都度、通話料がかかるか、制限があるため、通話の利用が多い方はサブブランドやMVNOに変えると逆に高くなってしまうことがあります。
サブブランドとは?
ソフトバンクのY!mobileやKDDIのUQmobilなど、大手キャリアを親会社にもつ格安スマートフォンブランドのことです。
格安ブランドであっても、大手キャリアと回線は同じなので、通信も安定しています。また無料通話(制限あり)やキャリアメールも使えるほか、店舗を構えているので十分なサポートを受けることができます。
MVNOとは?
MVNO(仮想移動通信業者)は、他社(主にドコモ)から回線を借りて、通信サービスを提供している事業者のことです。
初めて聞いた方も多いかもしれませんが、楽天モバイルやラインモバイル、イオンモバイルといったサービスがそれに当たります。
MVNOは、主に、SIMカード(ネットや電話などの通信をするために必要なカード)を提供していますが、スマホ本体もセットで購入する企業も増えてきていて、一般的に『格安SIM』『格安スマホ』と呼ばれています。
料金は大手キャリアの半額ということで、利用者も増えてきていますが、キャリアメールや通話無制限がないこと、キャリア決済(携帯料金と一緒の支払い)ができなくなるといったデメリットがあります。
Y!mobileが人気の理由
多くの通信事業者が進出する中、大手キャリアに続いてシェアを獲得しているのがY!mobile。
人気の理由として、以下の点があげられます。
- キャリアメールが使える(@ymobile.ne.jpや@yahoo.ne.jp)
- キャリア決済ができる
- ソフトバンク回線なので、通信速度が安定している
- 実店舗があり、サポート面も安心
- 機種の選択肢が多い
- iPhoneも安く利用できる
(iPhone6sが実質4万6,000円で購入できた!) - 無料通話は10分!回数制限なし!
(UQmobileは無料通話5分) - ヤフーショッピングでポイント5倍になる!
我が家がY!mobileを選ぶ決め手となったのは、無料通話10分というところでした。
子どもの予防接種の予約など、家族以外に電話することも多々ありますが、やはり5分だとヒヤヒヤしませんか^^;?
病院にかけた時なんて、数分の待ち時間があったりしますし…。逆に10分あれば、ほとんどの用件も済むと思うので、やはりこの5分の差は大きく感じてしまいますね。
Y!mobileのデメリットは?
Y!mobileを利用するうえで、注意しなければいけないことや、口コミで不評な点をまとめてみました。
- 余ったデータの繰り越しができない
- お問い合わせダイアルがあるが、有料(1分10円)
- 留守番電話の録音が有料(20円/分)
- 留守番電話の再生が有料(10円+10円/30秒)
※留守番電話サービスは停止できます - SMSの送信が有料(1通3円)
- 通話が10分を過ぎると30秒20円加算される
- データ容量が大きいプランは、それほど安くない
- 店員さんの知識が浅い・態度が悪い
私がちょっと困ったのが、無料で留守番電話機能がついているものの録音や再生に料金が発生してしまうこと…!
1度旦那が残した留守電を再生したときに、50円?料金が発生して気が付きました。留守電は年に数回しか利用しないものの、お金を取られるのは嫌なので、すぐに利用を停止しましたのですが、iPhoneに『伝言メモ』もないので、ちょっと不便です。
もう1つ気になったのが、他社が大容量プランを設ける中、ワイモバイルのデータ容量は、最大7G(2年間14G)と少な目なこと。Wi-Fi環境がない場所で動画やゲームを思う存分楽しみたいユーザーにとっては物足りなく感じるかもしれません。
Y!mobileスマホ料金│基礎知識
Y!mobileの基本料金って?
基本料金には、国内無料通話(1回10分以内)とネット使用料が含まれています。
プランは、月々のデータ使用料は下の表の通りで、S・M・Lの3つを選ぶことができます。
契約から2年間は、『データ容量2倍キャンペーン』で、Sプランは1ヶ月1G→2G、Mプランは1ヶ月3G→6G、Lプランは1ヶ月7GB→14Gまで使用できます!
容量を超えると、通信速度が低速化しますが、追加料金はかかりません。(※通常速度に戻したい場合には、追加料金が必要です)
Sプラン | Ⅿプラン | Lプラン | |
データ容量 | 1G→2G※2年間 | 3G→6G※2年間 | 7GB→14G※2年間 |
基本使用料 | 2,980円 | 3,980円 | 4,980円 |
ワンキュッパ割適応時 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
これでも十分安い基本使用料ですが、割引サービスでさらに安くなります!!
それでは、気になる各種割引サービスについて、詳しく見ていきましょう。
割引1、スマホ割引でずーっと割引
Y!mobileの、もともとの基本料金は、上の表より1,000円高く設定されています。
ですが、スマホ購入月から解約までずーっと『スマホ割引』が適応されるので、実際には上の表に記した通り、Sプランで2,980円、Mプランで3,980円、Lプランで4,980円になります!
なぜそんなややこしいことをするかは、素人の私には謎です^^;
割引2、ワンキュッパ割!
契約2ヶ月目~13ヶ月目までの1年間、TVCMでもお馴染みの『ワンキュッパ割』が適応となるので、基本使用料がさらに1000円割引になります!
つまり、基本使用料はSプランで1,980円、Mプランで2,980円、Lプランで3,980円となります♪
割引3、月額割!
ワンキュッパ割・スパホプラン割引で、1980円(Sプランの場合)になった基本使用料ですが、さらに契約2ヶ月目~25ヶ月目までの2年間、『月額割引』が適応になります!
※割引額は、プランや機種によって異なりますが、iPhone6S(32G)をSプランで契約した場合、1,296円/月割引になりました!
この割引は、基本料金の割引として設定されていますが、実際には24回月々分割で支払っている機種代を、割り引きしてもらっている感覚です。例えば、androidの一部の機種は、機種の分割支払い分が、まるまる『月額割引』となっているので、実質ゼロ円で端末を購入することができる仕組みになっています。
割引4、家族で契約するとお得♪家族割
家族などで契約する場合、2台目以降は基本料金は500円引きになります!
つまり、夫婦で2台契約した場合、1台は1,980円、2台目は1,480円になります♪(Sプランの場合)
契約してわかった!ワイモバイル料金の落とし穴
1ヶ月目に事務手数料3,240円×人数が加算!
上の表で紹介したように、1ヶ月目の請求額は高い!
それは、まず1人3,240円、2人で6,480円の事務手数料が加算されるからです…。これは店頭・ネットどちらの申し込みでもかかる料金になります。
また、スマホプラン割と家族割以外の、ワンキュッパ割・月額割のサービスは2ヶ月目から適応となるので、1ヶ月目は割引額も少なく、請求額が高くなります。
店頭契約だと、3ヶ月間プラン変更・オプション加入が強制!
時期や店頭によって、多少違うかもしれませんが、店頭契約だとネット契約では不要なプラン変更やオプション加入が強制される可能性があります!
我が家の場合は、2人とも次のプランに変更・オプション追加が強制でした。
- Sプラン→Ⅿプラン
- 故障安心パックプラス(745円×2人×3ヶ月分)
- Enjoyパック(540円×2人×3ヶ月分)
値段で言うと、2人で約1万1,000円分…!!
これは、ただただ損する…という訳ではなく、この分を契約当日に現金でキャッシュバックしてくれる仕組みになっているので、実質、負担金はゼロになります^^
※ただ、3ヶ月後にネットや店舗で変更・解約をしないと4ヶ月目からも自動更新になってしまうので、要注意です!!
これらは店頭申し込みの場合でのみ強制なので、手間だな~解約を忘れそうだな~という方はネット申し込みがおすすめです!
iPhone6sとandroidスマホを2台契約した料金公開
機種は一括購入を選択
ワイモバイルで、機種を購入する場合、
- 分割払い(24回)
- 一括払い
が選択できます。
どっちが得か気になるところですが、分割も一括も、総支払額は全く変わりありません。
先にまとめて払うか、2年間分割するかは、好みで選ぶことができます^^
我が家は、自分用に『iPhone6s』、旦那用に『AndroidOne 507SH』を一括購入しました。
値段は、
- iPhone6s(32GB):¥77,760
- AndroidOne507SH:\36,288
合計\114,048を店頭で支払いました。
最初は、かなり大きい出費になりますが、月々の支払額は驚くほど安くなるんです^^♪
驚き!!月々の支払い額
iPhone6s | android | 2台分の料金/月 | |
契約時 | -3,769円 | -8,017円 | -11,786円 (キャッシュバック) |
1ヶ月目 | 7,946円 | 7,442円 | 15,388円 |
2~3ヶ月目 | 2,667円 | 2,451円 | 5,118円 |
4~13ヶ月目 | 842円 | 86円 | 928円 |
14~25ヶ月目 | 1,922円 | 1,166円 | 3,088円 |
26ヶ月目以降 | 3,218円 | 2,678円 | 5,896円 |
自宅にはWi-Fiがあり、夫婦2人とも外で動画を見たりスマホゲームをすることもまずないので、一番容量が少なくて安い『Sプラン』で契約したのですが…
強制オプションサービスが終了する4ヶ月目からは、2台で928円…!
一括購入したとはいえ、この安さは衝撃的ですね・・;
どうせ「各種割引が終わる2年目以降は、高くなるんでしょ?」と思いきや…なんとそれでも月々6,000円以下に収まっています…!!
今まで使っていたドコモが平均月12,000円だったので、半額になったわけです。
ちなみに、契約内容はそのまま機種代を分割した場合、iPhoneで3,240円、androidOne507SHで1,512円、合計4,752円を月々(3ヶ月目~25ヶ月目まで)プラスで支払うことになります。
【結果】ドコモ→ワイモバイル変えたらいくら節約できたか?
機種代や事務手数料などを含めても、今まで愛用してたドコモより本当に安くなったのか計算してみました。
我が家は今まで月々平均12,000円だったので、2年で28万8,000円かかっていることになります。
ワイモバイルでの料金を、機種代や契約料含め計算してみたところ…2年間でなんと171,134円。
私はボロボロだったスマホからiPhoneに変えて、旦那もガラケーからスマホに変えたのに、2年間で10万円以上節約できる結果となりました♪
これから子供の出費も増える中、この節約は嬉しいですね^^
他社からY!mobileに乗り換える方法
今お使いのキャリアの『予約番号』さえ入手することができれば、電話番号を変えずに乗り換えること(MNP)ができます。
『予約番号』は、au・ソフトバンクであれば電話か店舗で、ドコモは電話か店舗または『MyDocomo』で簡単に入手することができます。
予約番号がわかったら、次は契約手続きです。これは実店舗の他、ネットでも申し込むことができます!
我が家は、機種を実際見たかったり、確認したいこともあったので、店舗で申し込みまで行いましたが、トータル1時間半~2時間くらいかかりました。(子供がチョロチョロして、集中できなかったのもあり…)
そのため、機種も決まっていて店頭に行く必要がなければ、時間と手間を節約できるネット申し込みがおすすめです♪
おわりに
光熱費を1000円節約するのはけっこう大変ですが、携帯を乗り換えるだけで月に数千円節約することが可能です♪
そのためか、子どもの誕生を期に、携帯の乗り換えを考える人も多く、実際に私が行ったワイモバイルの店舗は0才~3才くらいのお子さんを連れたお母さん・お父さんばかりでした。
個人的にワイモバイルはおすすめですが、各社プランや料金、サービスに特色があるので、比較してみて、実際自分に合う会社をみつけてみて下さい♪