1歳0ヶ月の成長と発育|歩かなくても大丈夫?言葉は話せる?卒乳は?

1才0ヶ月の身長や体重、歩行や遊びなどの運動機能、言葉や精神面の成長について、そして気になる1才の卒乳、睡眠(昼寝)についてまとめています。

目次

1才の体の成長

1才体の成長

身長

12ヶ月の男の子は70.3~79.6㎝、女の子は68.3㎝~77.8㎝(※厚生労働省の調査報告より)くらいで、生まれたときの約1.5倍の身長になります。

体重

12ヶ月の男の子は7.7~11.0㎏、女の子は7.2~10.5㎏くらいで、生まれた時の約3倍の体重になります。

上下4本、計8本の前歯が生えそろう時期です。
毎日1回歯磨きを行うのはもちろん、虫歯予防のため歯医者さんでフッ素塗付が推奨される時期です。

視力

生まれた頃は0.02程しかなかった視力も、1歳には0.1程度になります。
視力は3歳頃まで急速に発達する大切な時期なので、長時間のテレビやスマホなど、視力の低下につながる刺激は避けるようにしましょう。

1才の運動機能

1才の運動機能

歩く子と歩かない子は半々くらい

一人歩きができるのは早い子で9ヶ月、遅い子で1歳6ヶ月くらいです。
平均的に歩き始めるのは1歳前後で、約8割の子は1歳3ヶ月までに歩き始めます。

なかなか歩かないと運動神経が悪いのかと心配になるかもしれませんが、歩き始めるには、『足腰の筋肉』『体のバランスをとる能力(小脳の発達)』などの運動機能の他に、『歩きたい意欲』や『転んだ時の防御運動』も必要になります。
そのため、運動能力はあっても慎重派の子であれば、なかなか1歩を踏み出さないこともあります。
また、体重が重いと歩き始めが遅いと言われています。
12ヶ月で伝い歩きができていれば運動機能に問題はないので、最初の1歩を踏み出せるよう両手を持って歩く練習をさせたり、おいで~と呼んで一歩を踏み出すきっかけをつくってあげるのもよいでしょう。

最初はよちよち歩きから

歩き始めは、両手をあげたり足幅を広くしてバランスをとりながらのヨチヨチ歩きです。
バランスがうまくとれるようになると、次第に手をさげてまっすぐ歩けるようになります。

手先が器用になる

ボタンを押す、マジックテープを剥がす、蓋を開け閉めするなどより細かい指先運動ができるようになります。

1才の脳と言葉の発達

1才の脳・言葉の発達

自己主張が始まる

自分のしたいこと、嫌なことなど意思をお母さんやお父さんに伝えようとします。
時には、やりたいことができなかったりすると大きな声を出したり、泣いたりします。

これは、心の発達のひとつで大切な過程ですが、少々手がかかる時期かもしれません…^^;
無理に押さえつけずに自由にさせたり、気分転換させながら付き合ってあげましょう。

初語がある子も

「ママ」「わんわん」など意味ある言葉が1~2語出てくる子もいます。
ただ、言葉の発達は個人差が大きいところ。話すことはできなくても、「パパ」は誰のことで「ママ」は誰のことなのか理解しているようなら問題はありません。

1才の授乳・離乳食について

1才の卒乳と離乳食

3食+おやつで栄養補給!

卒乳のためにも、十分な栄養補給が大切です。
赤ちゃんは胃が小さく、一度に食べられる量も多くはないので、1日1~2回のおやつで栄養を補ってあげましょう。
ただ、おやつといっても、塩分・油分の多いスナック菓子などではなく、おにぎりや果物など食事と同じようなものにしましょう。

そろそろ卒乳

離乳食もたくさん食べるようになり、1日の栄養は離乳食とおやつで十分取れるようになるので、そろそろ卒乳を検討する時期です。
今は、『欲しがるまで与え続けて、自然に卒乳すまで待つ』という考え方もあるので、急いで卒乳をする必要はありません。ただ、1歳を過ぎたら卒乳に向けておっぱいの時間を決めたり、食後のミルクから牛乳にチェンジするなど、少しづつ卒乳に向かいましょう。

ちなみに、ある調査によると、1歳0か月~1歳2ヶ月の間で卒乳をするお母さんが最も多く、次いで1歳になる前、1歳6ヶ月~11ヶ月という順で、半数以上がお母さんが計画的に卒乳をするという結果がでていました。

1才の睡眠・昼寝

1才の睡眠

理想の睡眠時間

1才頃の睡眠時間の理想は、夜は10時間程、お昼寝は2時間程で、トータル11~14時間とされています。

特に夜10時から深夜2時の睡眠は『成長ホルモン』が分泌されるゴールデンタイムで、体と脳の成長にとっても大切な時間になります。
この成長ホルモンは、入眠後2時間で分泌されると言われているので、夜8時、遅くても9時までに寝かしつけるようにしましょう。

そのためには、お昼寝は14時までに切り上げたり、日中体を動かして遊ばせるなどお母さんのサポートが大切です。

お昼寝が2回から1回になる子も

運動量が増えると体力もつき、今まで2回だったお昼寝も1回になる子も多いでしょう。
しかし、何時にどれくらい寝るかは、日によって違うので、夕方に寝始めてしまって困ることもしばしば…。

お昼寝の時間が多く、夜更かししてしまうようであれば、昼寝の途中でも起こしたり、眠たそうなときには、お風呂や食事、遊びで気分転換をするなど工夫して過ごすと良いでしょう。

おわりに

1才頃は、歩いたり、言葉を理解したり、お母さん・お父さんの真似をしたりと…日々成長に驚かさせますね^^

お母さんは、一緒に歩きまわったり、自己主張に付き合って大変な時期ですが、待ってはくれない我が子の成長を、1日1日を大切に見守ってあげたいですね♪

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