生後9~10ヶ月頃に受ける10ヶ月健診は、市区町村で無料で行われているか、そうでなければ任意で医療機関へ受診することになります。
ここでは、健診の流れや検査項目、そして持ち物など実際に10ヶ月検診に行ってみてわかったこと紹介します。
10ヶ月健診の流れ
ここでは、私が保健センターで受けた10ヶ月健診をもとに、健診の流れを紹介します。
1、受付
母子手帳や問診票を提出して受付をします。
市区町村の健診では、数十人規模で行わることが多いので、受け順番ごとに診察を行います。
2、脱衣
健診のため、おむつ1枚になります。
3、体重・身長測定
赤ちゃんを仰向けに寝かせた状態で体重・身長を測定します。
測定値は、母子手帳に記入してくれます。
体重測定時にはおむつを外すので、測定が終わったらおむつを履かせてあげましょう。
4、医師の診察
問診票や実際に赤ちゃんの状態から、成長・発達に問題がないか診てくれます。
この時、赤ちゃんの健康上で気になることがあれば、気軽に医師に相談しましょう♪
5、栄養相談や生活相談
赤ちゃんとの日常生活や、離乳食のことなど、ちょっとした不安・疑問を保健師さんや栄養士さんに相談できます。
栄養相談と生活相談は希望者のみですが、専門家にアドバイスをもらえる機会は貴重なので、些細なことでも気軽に相談してみましょう♪
10ヵ月健診の内容
健診では、主に医師が赤ちゃんを診察しますが、グズったり、人見知りで固まってしまう赤ちゃんが多く、その場で診察することが難しい項目もあります。そのため、お母さんの話しなど情報を総合して、成長・発達の具合を診てくれます。
体重・身長
身長・体重が順調に成長しているか、栄養状態なども含めてチェックします。
視覚・聴覚
音のなる方へ顔を向けるか、物を目で追うかなどを確認します。
身体機能
10ヶ月健診の頃には、体がしっかりしてくるので、一人でお座りできるか、ずり這いやハイハイ、つかまり立ちができるかなど、基本的な運動機能をみます。
※ずり這いやハイハイ、つかまり立ちができないからと言って、異常というわけではありません!
手指の運動
小さなものを指でつかめるかチェックします。
発語
『まんまん…』『あむあむ』『あぶぶぶ』などの意味のない喃語を発しているか確認します。
パラシュート反射
赤ちゃんを、うつ伏せの状態で水平に持ち上げ、頭を急に傾けた時、両脇を開いてバランスを取ろうとするかを診ます。
このパラシュート反射は、転倒する時に、身を守るために手をつく反射神経を見るもので、8ヶ月頃から現れ、消えることはありません。
この反射が10ヶ月の時点で見られない時からと言って、必ず異常というわけではありませんが、神経発達の遅れや、知能の遅れ、脳性麻痺などの可能性もあります。その他の発育状況を確認したり、数ヶ月に再検査となることがあります。
内臓のチェック
肺や心臓の音を聴診器で聞いたり、お腹を触診して異常な張りや痛みがないかを診ます。
栄養・離乳状態
身長や体重、離乳の状況などから、栄養状態に問題はないか総合的に診てくれます。
口の中の状態
歯が生えている子は、歯の形や生え方、生えた順番を、その他口腔内の衛生状態を診ます。
10ヶ月健診時の持ち物
- 母子手帳
- 健康保険証
- 事前に必要項目を書いた問診表
- 診察券(医療機関の場合)
- おむつ・おしり拭き
体重測定時におむつを外します - 羽織るもの
おむつ1枚で診察まで待機するので、待ち時間にさっとかけられるバスタオルがあると便利です!
待ち時間が長くなりそうな場合には、赤ちゃんの飲み物やおもちゃがあってもいいかもしれませんね♪
ただ、10ヵ月前後の子がいっぱいいるので、子ども達は周りが気になるようで、退屈している様子はありませんでした^^
まとめ
10ヶ月検診は、赤ちゃんの健康をチェックするのはもちろん、心配なことや子どもとの生活で困ったことを医師や保健師さん、栄養士さんに相談することができます!
専門家のアドバイスをもらえる機会は少ないので、なんでも気軽に相談してみましょう♪
私も、娘が水やお茶などを好まないこと、軽い便秘が続いていることなど、病院に行くほどではない『日頃のちょっとした疑問・不安』を相談できて、とてもスッキリできました♪