1人目が緊急帝王切開だったので、2人目は予定帝王切開で出産しました。
ここでは、私の経験をもとに、入院までの流れや、麻酔・手術についてまとめました。
帝王切開を予定しているお母さんの参考になれば嬉しいです♪
予定帝王切開の手術日はいつ?
予定帝王切開は、正期産に入る妊娠37~38週頃に行われることが多いです。
具体的な日付は、担当医のスケジュールもあり、各施設により決め方はさまざま。
私の場合は、「手術どこにする?37週~38週くらいかな~(土日以外)いつでもいいよ。」と言う感じで、こちらに委ねられました。
子どもの誕生日を決めると思うと、一大事な気がして、今決めるの!?と少々戸惑いましたが、夫とも相談し、38週0日にあたる8月8日にしました。
1人目が8月5日生まれだったので、数日ずらしたかったのと、ぞろ目がいいかなという安易な考えです…。
予定帝王切開は入院は前日入院?
基本的に、手術の前日に入院です。
ただ、当日入院可能な場合もあるので、当日入院希望の場合は各施設に確認してみましょう。
私が手術した産科も、基本的に前日入院でしたが、上の子のこともあり、当日入院できるか確認したところ「経産婦なので、大丈夫ですよ!」と快諾してくださり、当日入院になりました。
当日は、午前9時に入院、午後4時から手術だったので、術前にバタバタすることもなく、スマホで大好きな海外ドラマを見ながらの~んびり過ごせました。
予定帝王切開の入院期間は?
帝王切開の入院期間は、施設や経過により異なりますが、6日~10日が目安です。
ただ、産後は貧血や高血圧などを合併することも多く、10日以上の入院になることも珍しくはありません。
私は2回、違う病院で帝王切開しましたが、経過良好で、どちらも産後6日目の退院(手術日が産後0日目として)でした。
そのため、前日入院であれば7泊8日、当日入院であれば6泊7日になります。
【私の体験談】受診~入院まで
妊娠テストで妊娠がわかったのは12月の末頃。
1人目妊娠時の初診は早すぎて、胎嚢しか確認できなかったので、きちんと胎芽・心拍が確認できるであろう、年明け(妊娠9週頃)に初診に行きました。
予想通り、初診時には、胎芽(赤ちゃん)・心拍を確認できて一安心♪
初診から、しばらくは1人目を出産した自宅近くのA産婦人科を受診していたのですが、前回の出産時にいろいろ不信感を抱いたため、今回の手術(帝王切開)は、より設備が整っているB産婦人科にすることにしました。
妊娠初期のうちにB産婦人科に連絡したところ、28週頃には手術日を決めたいので受診するようにとのことでした。
そのため、25週の妊婦検診まではA産婦人科に通い、28週6日には紹介状を持ってB産婦人科に受診。初診で、さっそく手術日(娘の誕生日となる日)を決め、入院オリエンテーションや手術・麻酔・輸血などの同意書の説明も受けました。
また、手術前に必要な検査として、心電図、胸のレントゲン検査、採血も行いました。
その後、妊娠経過は逆子になっている以外、すこぶる順調だったので、一般的な妊婦検診のスケジュール通り、35週までは2週間に1回、35週からは1週間に1回受診しました。
ちなみに逆子は臨月に入ってから治りました!(帝王切開なので、逆子体操も特にしていませんでしたが勝手に戻ってくれました^^)
最後の妊婦検診は、37週1日。その後、産気づくこともなく、予定通り38週0日に入院・手術となりました。
【私の体験談】手術当日
起床!
当日9時入院だったので、朝は早起き!
1ヶ月は入浴できず、2日間はシャワーもできないので、朝からお風呂を入れ、皆起きる前にのんびりお風呂タイム♪
ちなみに、当日手術だと、化粧・コンタクトNGなので、朝の用意は楽チンです^^
病院に行く前に、夫&長女が7日間お世話になる義父母の家(車で10分程のところ)に長女を預けて、夫婦2人で病院へ行きました。
長女を一緒に病院連れていくという選択もできましたが、とにかくじっとしていることのできない2歳児なので、夫も見てられないとのことで預けました^^;
結果、手術が16時からになったので(当日まで手術時間がわからなかった)、預けて正解でした。
病院到着!
9時ギリギリに病院到着!
到着してすぐに、病室(全室個室)に案内してもらいました。
その後、病棟説明・検温・体重・血圧測定があり、部屋に用意してある手術着(長病衣)に着替えました。
しばらくして、助産師さんが切開部にかかるアソコの毛を少しばかり剃毛し、それから、手術用ストッキング(着圧ストッキング)を履きました。
午後からは点滴の針を入れて、補液や抗生剤の点滴をしましたが、手術は16時からで時間には余裕がありました。
そのため、これから出産という実感も湧かず、病室でドラマを見ながらダラダラ過ごしました。
一番の敵…絶食について
当日午前0時から絶飲食だったので、16時間の絶食!!
食いしん坊の私にとって、この絶飲食は辛かった~~!
手術2時間前まOS-1(経口補水液)のドリンクとゼリーは許可されていましたが、そんなものではお腹が満たされることはなく、アレが食べたい…コレが食べたい…と食べ物の想像ばかりしていました^^;
きっと前日入院なら、手術は午前でこんなに辛い思いはしなかったんでしょうね^^;
【体験談】麻酔~手術
歩いて手術室へ
前の手術が少々押したようで、16時ちょっと過ぎに、違う階にある手術室へ歩いて向います。
手術室の看護師さんに名前・生年月日を確認されて、いざ、手術室へ。
手術台に横になったら、病衣を脱いで全裸にされますが、露出しすぎないようバスタオルはかけてくれます。
その後、心電図をつけたり、血圧計を巻いたりと慌ただしく準備が始まります。
いよいよか…と思いながらも、この時はまだ看護師さんと雑談する余裕がありました。
まずは麻酔!これが予想外に…!
手術台の上で、横向きで足を抱えて背中を丸める体勢(麻酔をするための体位)で待っていると、背後から麻酔科医の気配…
それと同時にさっきまでの余裕は消え去りました。。。
前回の帝王切開は、数十秒間隔で襲われる陣痛で全く感じなかった麻酔の痛み…。その”未知”の恐怖が襲ってきて、手汗はびっしょりです!!
そんな私の手を年配の看護師さんが手を握ってくれていて、「緊張するよね。帝王切開は2回目以降のお母さんの方が、経験している分緊張するんだよね~。」と寄り添ってくれました。
この手がどれほど心強く、ありがたかったか…;_;
麻酔の注射の前には、まず麻酔自体の痛みを取り除くための局所麻酔・・・これが予想外に痛ーい!!!
背骨を押されるような、何とも言えない気持ち悪い痛みです…!上手く表現できませんが、経験したらわかってもらえるはずです。
次に、背骨の上の方に腰椎麻酔(下半身麻酔と呼ばれるもの)をして、下の方に硬膜外麻酔(術後の痛みを和らげる麻酔)の管を入れました。
麻酔自体は、注入される感覚はありますが、痛みはそれほど感じません。
麻酔後は、下肢が温たかくなってきて、その後痺れて徐々に下半身の感覚が鈍くなってきます。
麻酔が効いたら、手術を始める前に、尿の管を挿入されます。麻酔が効いているので、痛みは感じませんでした。
いよいよ手術・出産!
消毒時に触れられる感覚がしっかり残っていたので、このまま切って大丈夫かヒヤヒヤしましたが、実際、いつ切開されたのかわからないくらい、痛みは感じませんでした^^
切開してから出産までは、あっと言う間。
5分もしないうちにお腹をグイグイっと押されたと思ったら・・・オギャー!!と産声が聞こえました!
予定日より2週間も早くてビックリしただろうに、元気に泣いてくれて一安心。
生まれるまで正直『出産』という実感がありませんでしたが、不思議と涙が流れてきました;;
寝ている間に手術は終了
親子の対面を果たし、喜びに浸ったのもつかの間…私は点滴から鎮静剤を投与され意識をなくしました。
帝王切開は、鎮静せずに最初から最後まで手術することもありますが、手術の恐怖心を取り除くため、お母さんが寝ている間に手術を終わらせる病院も多いようです。
20~30分後に鎮静が切れた時には、すでにお腹は縫い終わり、手術の後片付けをしているところでした。
頭はボーっとしていますが、しっかり会話もできます。
手術後は、麻酔で下半身は動かないので、スタッフ6人がかりで手術台からベッドへ移してもらい、外で待っていた夫や長女、義母とともに病室へ戻りました。
手術が無事終わり、家族にも会えて一安心。
ただ、この数時間後には、悶えるような痛みが待ち受けているのでした・・・・・・。
次回
【予定帝王切開の体験談②│術後の痛み、入院生活について】
おわりに
妊娠や出産の経過は人それぞれなので、私の経験は参考にならない部分も多いかもしれませんが、予定帝王切開の『大まかな流れ』として知ってもらい、不安や恐怖心を少しでも和らげてもらえたらと思います♪