陣痛の痛みは、ある程度覚悟するしかありません。
ただ、痛みを上手く逃がすことができれば、陣痛の痛みはかなり軽減することができるんです!
ここでは、私も効果を実感した『産科医が薦める痛みの和らげ方』を紹介したいと思います。
陣痛について
陣痛はどうして痛いのか?
赤ちゃんが生まれてくるために、ホルモンの働きで子宮が収縮して、赤ちゃんを押し出します。
この子宮の収縮が陣痛で、子宮口が開いてくることでも痛みを生じます。
よく、出産は『鼻からスイカを出す感じ』などと例えられますが、実際、赤ちゃんが出てくるときの痛みはそれほど強くありません。それよりも陣痛(子宮収縮)の痛みのほうがつらいのです。
初産だと、陣痛は平均して何時間くらいか?
赤ちゃんは、頭の形を変えながらゆっくり産道を降りてくるので、陣痛が来たからといって、すぐ生まれるわけではありません!
陣痛が始まってから赤ちゃんが出てくるまで、経産婦では5~7.5時間、初産では12~15時間が平均になります。
もちろん、個人差が大きく、あくまでも目安ですが、初産では半日以上、陣痛を付き合わなければいけないことになります…。
いきんで赤ちゃんを出す娩出期に体力を温存しておくためにも、陣痛を和らげる方法を学んで、陣痛に備えておきましょう!!
陣痛を和らげる方法
No.1 呼吸法
最も多くの医師がお薦めしている方法が、呼吸法です。
呼吸法といっても、難しいことはなく、鼻から吸って、口から息をゆっくり吐くだけです。この時、息をしっかり吐き切ることを意識します。
陣痛中は、痛みのため、つい体に力が入ってしまいますが、体に力が入ってしまうと、痛みがさらに強く感じて、さらに陣痛の波が去っても、痛みが持続してしまうんです…!
そのため、深呼吸をして全身の力を抜くことが、痛みを短く、軽くするために最も重要となります。
私も実体験しましたが、本当にこれができるのとできないのとでは、痛みの感じ方が全く違います!ぜひ実践してみて下さい^^!!
No.2 ベビーに会えるという喜びを感じる
痛みは、不安や恐怖など負の感情で強く感じるようになります。
そのため、『赤ちゃんにもうすぐ会える!』『母になるんだから、これくらいの試練乗り切ってやる!』というような前向きな気持ちで、臨むようにしましょう。
自分の状況を知ることで、陣痛の恐怖やいつまでつづくのだろうという不安は軽減することができるので、私は陣痛中、ずっとNST(ノンストレステスト)のモニターを見ていました。
このモニターは、胎児の心拍数と、お腹の張り(子宮収縮圧)を数値で見ることができもので、陣痛が始まると数値が上がって、痛みが引いてくると数値が下がってきます。
また、痛み(子宮収縮)が強くなるごとにピーク時の数値も上がっていくので、分娩が進んでいるんだと実感することができました。
No.3 マッサージ
陣痛はお腹だけでなく、肛門が圧迫されるように強く痛みます。
そんなときは、肛門をテニスボールでグッと押したり、肛門の上にある仙骨を強めに押してもらうと楽になります。マッサージの場所はポイントがあるので、旦那さんが出産に付き添う予定であれば、仙骨の場所を事前に確認して、本番に備えておくのも良いでしょう!
また、腰や体をさすってもらうだけでもリラックスできて、体の力を抜くことができるので、痛みを和らげる効果があります♪
No.4 体勢を変える
体をリラックスできる体勢をみつけることができると、陣痛の痛みも少し軽減できるようになります。
痛みに耐えている中、体を動かすことは怖いですが、動いて体勢を変えることで、赤ちゃんの回旋を促す効果もあるので、回りの人の助けを借りながら、自分の楽な姿勢を探してみて下さい。
特に、四つん這いやあぐら、イスにまたがる体勢は、陣痛の痛みが楽になるという方が多く、分娩も進みやすい体勢なので、産科医もおすすめしています!
No.5 リラックスできるアイテムを使う
何時間も続く陣痛は、体力を残しておくためにも休めるときに、しっかり体を休めることがとっても大切です!!アロマや好きな音楽をかけることで、自然と体がリラックスし、体力を温存することができます。また、全身の力を抜くことで陣痛の痛みを緩和する効果も期待できます。
陣痛用に好みのアロマオイルや、リラックスできる音楽や自分の応援歌的な音楽など、用意しておいたり、リラックス方法を身につけるために、妊娠中にヨガをするのも効果的です!
まとめ
陣痛を乗り切るには、気持ちも体もリラックスさせることが最も大切になります!!
そのためにも、妊娠中に深呼吸して体の力を抜く練習や、旦那さんにもマッサージの方法を覚えてもらったりと、事前にしっかり準備して、陣痛に臨めるようにするといいですね♪
陣痛は確かに痛くてつらいですが、赤ちゃんもお母さん・お父さんに会うために頑張って狭い産道を通ってきます。一緒に頑張ろうね、という気持ちで前向きに陣痛を乗り切っていきましょう^^!!