市販の食パンは、食品添加物や、諸外国では規制が始まっているマーガリンやショート二ングがたっぷり入っているものばかり…。
そこで、娘の離乳食を期に、思い切ってホームベーカリーを購入し、食パンを手作りすることに!
ここでは、実際にホームベーカリーを使ってパンを焼いてみた感想やレシピをまとめました。ホームベーカリー購入を検討中の方や、パンの添加物が気になっているお母さんの参考にしていただけたらと思います♪
購入したホームベーカリー
Panasonic SD-EMT1001
私が購入したのは、こちらのパナソニックのホームベーカリー♪本体の他に、ミトンと生種容器。計量スプーンが付属していました。
このホームベーカリーの特徴は、今話題の『パン・ド・ミ』を焼けるメニューがあること!!パン・ド・ミは、きめの細かい本格的なパンで、ドライイーストの量は通常の半分で良いので、独特のイースト臭が少なく、小麦本来の味を楽しむことができます♪
また、チーズやベーコン、ドライフルーツを混ぜたり、ジャムやココアを入れてマーブルパンも焼けるので、手軽にいろいろな食パンを作ることができます。お餅や麺を作ることもできる機種なので、料理の幅がグンと広がりそうですね♪
Amazonで見る楽天市場で見る
パン作りのため用意した器具
ブレッドナイフ
やわらかいパン専用のナイフです。
ふつうの包丁では、パンがつぶれたり、切り口がボソボソになってしまいますが、ブレッドナイフならきれいに切ることができます♪
はかり(デジタルスケール)
イーストなど、分量が0.1g単位の時もあるので、0.1g単位で計れるスケールを選びましょう。
Amazonで見る楽天市場で見る
ケーキクーラー
パンを冷ます網状の台のことです。
焼きたてのパンは水分を含んでいるので、冷まして水分をとばす必要がありるので、必要な器具になります。
百均などでも購入できますが、魚焼きグリルの網で代用することもできます♪
Amazonで見る楽天市場で見る
ミトン・オーブン用手袋
焼きあがったらすぐに熱々のパンケースを出さないといけないので、安全に取り出せるよう、ミトンやオーブン用の手袋が必要です。
私が買ったパナソニックのホームベーカリーは、ホームベーカリーにミトンが付属していました!
Amazonで見る楽天市場で見る
食パン作りのための基本材料
強力粉
外国産の強力粉は、『離乳食におすすめの食パン!人気の『超熟』にも注意!?』で紹介したように、ポストハーベスト農薬が散布されているのため、減農薬という面で国産がおすすめです。1斤タイプのホームベーカリーであれば、1回通常250gが必要になるので、250gづつ小分けになっているものを購入すると便利です♪
Amazonで見る楽天市場で見る
(薄力粉)
通常、食パン作りは強力粉のみですが、国産の強力粉は、外国産の強力粉よりモチモチ感が強くなるので、私は薄力粉を混ぜるコース(ふんわりパン・ド・ミ)で焼いています。
購入するホームベーカーによってコースや材料は違うと思いますが、一般的に薄力粉を混ぜるとふわふわ感が出て軽くなります。
無塩バター
『無塩』のバターを選びましょう。
離乳食期で脂肪分が気になる場合、分量の1/2まで減らして作ってもOKですが、風味は多少損ないます!
砂糖
砂糖は、イースト菌のエサとなり、発酵を促すために必要不可欠な材料です。
分量は1/2まで減らすことができますが、高さが低く、焼き色は淡くなります。
塩
塩は風味付けと発酵の調整をしますが、塩分が気になるようであれば入れなくてもパンを焼くことはできます。
(天然酵母・米粉パンは必要!)
ただ、無塩の場合には、いつもの食パンより風味がなく、モソモソした食感になりやすいです。
スキムミルク
乳製品は、パンの香りをよくしたり、色つやのあるパンにします。スキムミルクがない場合は、粉ミルクや牛乳で代用もできます。
※スキムミルク6ℊの代用は、粉ミルクで6ℊ、牛乳で70ℊ(牛乳の量だけ水を減らす。)
水
パン作りに適しているのは、『弱酸性』で『50~120ppmの中硬水』と言われています。
軟水(水道水など)は、ベタつきのあるパンになりやすく、アルカリ性の水は、発酵を妨げるのでパンが膨らまないと言われています。
私は、市販の軟水や水道水(軟水、弱酸性~弱アルカリ性)を使用していますが、問題なくおいしいパンが焼けています^^♪
ただ、アルカリイオン水などアルカリ性が強い水は、パンが膨らまないということが多いようなので、注意しましょう。
ドライイースト
パンを発酵させて膨らませるために必要になります。
ドライイーストは生きた微生物で、開けたら長期保存が効かないため、1回量(1斤)の3gずつ小分けされたものを選ぶと良いでしょう。
もし、袋を開けて保存した場合には、密封して冷蔵庫で保存して、早めに使用してください。
Amazonで見る楽天市場で見る
ホームベーカリーで食パンを焼いてみた!
1、材料を準備
上記の材料と器具を準備します。
私が使用した材料は次の通りです!
- 強力粉(春よ恋)200g
- 薄力粉(フラワー)50g
- 無塩バター20g
- 砂糖(きび砂糖)20g
- 塩5g
- 牛乳70g
- 水(市販の軟水)100g
- ドライイースト1.5g
2、パンケースにパン羽根を付ける
パンケースを取り出し、パン羽根と呼ばれる部品を取り付けます。
(パン羽根がパン生地を混ぜます。)
3、スケールにパンケースを載せて、0表示
4、ドライイースト以外の材料を、すべて入れる
強力粉、薄力粉、バター、塩、砂糖、スキムミルク(牛乳)、水を計りながらすべてパンケースに入れます。
ひとつひとつ0表示すると、計量しやすいです♪
5、すべて入れたら、パンケースを戻す
6、イースト容器にドライイーストを入れる
私は1袋3gのドライイーストを目分量で半分投入していますが、計量していれたほうが正確です^^;
7、メニュー、焼き上がり時間を選択
私は、国産小麦でもふわふわに仕上がる『ふんわりパン・ド・ミ』コース(※パナソニックSD-EMT1001に搭載)で焼いています。
8、スタート!で終わり
あとは焼き上がりを待つだけ♪
通常、ホームベーカリーで食パンを焼く場合、3時間~5時間程で焼きあがります。
9、焼きあがったら、すぐにパンケースを取り出す
出来あがりのアラームがなったら、電源を切ってすぐに取り出します!
すぐに出さないと、パンがしぼんで、側面が凹んでしまいます。
10、パンケースから取り出し、粗熱をとる
パンケースから取り出したパンは、網の上に出して30分~1時間程度粗熱を取ります。
そして、できた食パンがこちら♪
今回も無事、ふわふわ・もちもちのおいしいパンが焼きあがりました♪
ホームベーカリーを買って良かったこと
自分で選んだ材料で作れるから安心・安全
最初にお話ししたように、市販の食パンは保存料などの添加物が使われているものがほとんどですが、ホームベーカリーがあれば誰でも簡単に無添加食パン作ることができます♪
材料も、農薬量の少ない国産小麦を選んだり、油脂類も体に害と言われているマーガリンではなくバターを入れたりと、お母さんの目で、より安全な食材を選ぶことができます。
塩・砂糖・バターの量を調整できる
食パンに含まれる、塩や砂糖・バターは意外と多いのですが、手作りであれば基本材料のところで記載したように、塩・砂糖・バターの量をある程度調整することができます♪
離乳食初期は、塩分や脂質、糖質は気になるところなので、離乳食の進み具合で、調味料を調整できるというのは、お母さんにとってうれしい点ですね^^
本当に簡単!適当な私でも失敗しない
材料を入れてスタートするだけなので、本当に簡単!!
しかも、面倒くさがりな私は、計量もいつも適当ですが、今のところ、失敗せずにふわふわ・もちもち♪のおいしい食パンを焼くことができています。
ドライイーストも目分量(真似しないで下さい)ですが、膨らまなかったことはありません…!
お手入れも簡単
お手入れも、パンケースにお湯を入れてしばらく置いた後水洗いでOK!
あと、フタを外して周りを拭くくらいなので、炊飯器を洗う手間と変わりませんでした^^
※機種によって違うと思いますが…
アレンジを楽しめる
本当に簡単に作れるので楽しくて、時間があるときはリンゴやブルーベリー、チーズを入れたり、アレンジも楽しんでします♪
もう少し手間をかけたら、フランスパンやクロワッサン、ケーキも作れるので、いつか挑戦してみたいですね^^
ホームベーカリーを使ってみて気になったこと
ちょっとうるさい
ホームベーカリーをスタートさせると、すぐ『ねり』の工程に入ります。
この時、ホームベーカリーが振動し、ガタガタ・トントンと音がします。
日中なら特に気にならない程度しれませんが、朝焼けるように予約すると、スタートした直後と、明け方3時・4時にも音が鳴ります。
キッチンが寝室から遠かったりすれば気にならないかもしれませんが、近い場合は、音で目が覚めることもあります。
また、アパート・マンションでは上下階や隣に響いてしまわないか心配なところです。
焼きたては、イースト臭い
焼きたては、パン屋さんのようないい香りがするのかと想像していましたが…なんとも独特の匂いでした…^^;
いわゆる、イースト臭と呼ばれるものです。
パンを外に出してしばらく経てば、おいしい焼きたてパンに香りになりますが、最初はちょっと期待外れの匂いです…。
国産小麦はモチモチ感が強い!
最初、国産の強力粉100%でパンを焼いたところ、お餅のように、モッチモチになりました!
好きな方はいいと思いますが、赤ちゃんや小さい子どもはモチモチ感が強すぎると思います…。
パンは、薄力粉を混ぜることで、軽く、ふわふわ感がでるので、国産の強力粉を使う場合には、薄力粉を混ぜるレシピがおすすめです。
おわりに
個人的に、ホームベーカリーは大満足な買い物でした♪
ぜひ一緒に焼きたてパン生活を家族で始めてみませんか^^?