離乳食中期から味付けが濃いと、赤ちゃんの未熟な胃腸や腎臓の負担となったり、将来的に好き嫌いが多くなると言われています。
では、具体的にはどれくらい薄味にすれば良いのでしょうか?
ここでは、離乳食中期に使用できる各種調味料の量をまとめてみたので、離乳食作りの参考にご覧ください♪
離乳食中期に使える調味料と量
食塩
- 1食0.1~0.2g
厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準」によると、生後6ヶ月~11ヶ月の離乳食期に摂取できる食塩の目安は【1日1.2g(Na487g】となっています。
ただ、離乳食中期は、母乳やミルクで必要な栄養は摂れているので、離乳食で無理に塩を足す必要はありません^^
お子さんの食が進まない場合やちょっと風味を足したい場合にのみ、1食0.1g、多くても0.2gを目安にしましょう。
醤油や味噌は大豆アレルギーを起こす危険もあるので離乳食後期から、ケチャップ等の調味料も、風味が強いので離乳食後期からがおすすめです。
粉チーズ(パルメザンチーズ)
- 1食1g
(食塩相当量約0.05g)
パルメザンチーズを調味料と言わるかはわかりませんが^^;離乳食中期からちょい足しできる便利食材なので一緒に紹介します。
パルメザンチーズは塩分や脂質が高いので、1食1gが目安になります。
野菜やお粥、スープにひと振りするだけで、コクと風味加わえることができるので、味変したいときにおすすめです♪
砂糖
- 1食2.0~2.5g(小さじ1/2程度)
砂糖は、未熟な赤ちゃんの胃腸に負担となってしまうので、与えるとしても少量が基本です。
赤ちゃんは甘いものが大好きなので、甘くすれば食も進みますが、糖分の取りすぎは生活習慣病につながったりIQ低下の危険性も報告されています。
バター
- 1食1g
無塩バターをすすめる意見が多いですが、バター1gに含まれる塩分は0.01~0.02g程度…。
この程度の塩分であれば、赤ちゃんの負担になることはないので、自宅に無塩バターがなければ普通の有塩バターでも問題ありません^^
ただ、マーガリンは、健康被害が指摘されて、各国で規制が始まっているトランス脂肪酸が含まれているので、赤ちゃんにはおすすめできません!!
オリーブオイル
- 1食数滴
油類は消化に悪いので、離乳食後期でもごく少量が基本ですが、エクストラヴァージンオリーブオイルは、消化によく、赤ちゃんの体にも負担になりません。
というのも、エクストラヴァージンオリーブオイルには、母乳に含まれるオレイン酸(脂肪酸)が7~8割も含まれていて、母乳の成分と似ているんです!
しかも、オレイン酸は、脳の発育や骨の成長に欠かせないな成分なので、ヨーロッパ小児栄養消化器肝臓学会や日本小児科学会専門医も、6ヶ月以降の赤ちゃんに摂取を勧めています。
エクストラヴァージンオリーブオイルは、加熱せずに使えるので、赤ちゃんがオリーブオイルの風味を嫌がらなければ、離乳食に数滴加えてみてもいいかもしれませんね♪
ちなみに、お通じもよくしてくれるので、便秘の赤ちゃんにもおすすめです!
調味料は困ったときにちょい足し!
赤ちゃんは、舌にある味細胞が最も多いと言われています。
大人には味気なく感じても、赤ちゃんは、素材の甘味・塩味・うまみをしっかり感じ取っているので、基本、離乳食中期に味付けは不要です。
ただ、赤ちゃんの食の好みもあるので、なかなか離乳食が進まなかったり、お母さんもメニューがマンネリ化して悩むこともあると思います。
そんな時に、バターや粉チーズをごく少量加えるでけで、風味を変えることができるので、困った時のお助け食材として、調味料を活用してみましょう♪