母乳やミルクだけの時は、毎日快便だった娘も、離乳食開始2週間で便秘に!!
うんちが硬くて出す時苦しそうで…頑張って出すと肛門が切れていて…
『便秘ぐらいなるさ…』と思いながらも、苦しそうな姿はなんともかわいそうで見てられませんでした。そんな同じような悩みをもつお母さんへ、こんな時の対処法や改善策について経験を元にまとめてみました。
目次
我が子は便秘?まずは便秘症状の有無をチェック!
生後5~6ヶ月頃に始まる離乳食。ミルクや母乳だけのときは快便で便秘に悩むことなんてなかったのに、離乳食開始後に急に赤ちゃんのうんちが硬くなって便秘になってしまうことがあります。次のような症状があれば、離乳食の影響で『便秘』になっている可能性があります。症状によっては受診して何かしらの対処が必要になります。ぜひチェックしてみて下さい。
- 今まで快便だったのに、2~3日出なくなった
- 硬いうさぎのうんちが出るようになった
- うんちが硬くて排便後、肛門が切れて少量の出血があった
- お腹が張っている、なんだか機嫌が悪い
- 排便時に泣く
離乳食開始後に起こる便秘の原因は、水分不足!!
今まで母乳やミルクなど水分取っていた栄養が、離乳食(固形物)に変わったことで、体内に入る水分量が減るため、便秘になる赤ちゃんがいます。
このため、離乳食開始後の便秘には、水分補給が大切です!!
月齢に合わせた離乳食であれば、せっかく進めている離乳食の形態を戻す必要はありません。ミルクや母乳、水、麦茶などを小まめに足すようにしましょう!
オンウオーターやジュースは、飲みやすいですが、虫歯や消化器官への影響が指摘されているので、避けた方が無難だと言えます。
水分を足しても改善がない場合の対処法
直接的に水分を与えること以外にも、便秘解消のために自宅で簡単にできることがあります。赤ちゃんの便秘に悩んでいるお母さんは是非試してみて下さい。
1、お腹を「の」の字にマッサージ
腸内で便の流れ(腸の蠕動運動)が悪いと、腸に水分が吸収されすぎるため便が硬くなる原因となります。そのため、お腹のマッサージで腸の運動を助けてあげることで、便の水分量が増えて、便秘解消の効果が期待できます。
☆マッサージの仕方
お母さんの掌を赤ちゃんのお腹に当てて、お臍を中心に「の」の字を書くように優しくゆっくりマッサージします。これを30回ほど繰り返します。
温かいお風呂でするとより効果的です。
2、食物繊維を積極的に食べさせる
食物繊維が便秘解消に良いというのは有名ですよね。食物繊維には、便を柔らかくしたり量を増やす効果があるので、大人だけではなく赤ちゃんの便秘解消にも効果を発揮します!食物繊維を多く含んだ食材を、離乳食の段階に合わせてぜひ食べさせてあげましょう。
☆離乳食初期から食べられる食物繊維
- きなこ
- さつまいも
- かぼちゃ
- ほうれん草
- にんじん
- バナナ
- りんごなど
☆離乳食中期から食べられる食物繊維
- 納豆
- きゃべつ
- ひじき
- おくら
- わかめなど
☆離乳食後期から食べられる食物繊維
- しめじ・えのき
- アボカド
- ごぼうなど
※摂りすぎは、逆に便秘や下痢になることもあるので注意しましょう。
3、運動をする
大人と同じで運動不足でも腸の蠕動運動が弱ってうんちが出にくくなります。さらに、赤ちゃんは大人と比べて筋力も弱いので踏ん張る力もまだ弱いので筋力をつけることも大切です!
寝返りをさせてあげたり、ずり這いやハイハイをするよう遊んであげることで便秘改善につながる場合があります。
便秘が続いたら無理をせず病院へ
私の場合、娘に水や麦茶を与えようとしましたが、飲んでくれず…完母だったので粉ミルクを昼と寝る前に少量足すようにしたのですが、それでも便秘は改善されませんでした。(そのほかヨーグルト、野菜…いろいろ試したが効果なし)このように、自分でなんとかしようとしても、思うように便秘が改善されない場合もあります。
そんな時は、無理をせず病院で一度診てもらいましょう。
私は予防接種のときに小児科で相談して、次のようなことを医師から言われました。
『肛門から出血するくらい硬いなら、薬飲ませた方がいいね。』
『出したくても出せなくて(赤ちゃんが)諦めることない?そうやって、出せないと、便がさらに押し固められて悪循環なんだよ。』
そうそう、出したくても出なくて、うんちが引っ込んでしまったり、出なくて泣いていることがありました。
親としては何でも病院や薬に頼りたくないという気持ちもありますが、やっぱり赤ちゃんがつらそうな様子なら一度、病院受診することをおすすめします。
赤ちゃんの便秘の治療法とその効果について
赤ちゃんの便秘に対しての治療は、浣腸や飲み薬でうんちを出すことになります。
便秘の治療1、浣腸
浣腸は、便がすでにたくさん溜まっている場合に処方されることが多いです。病院で処方される『グリセリン浣腸』は、グリセリン液を肛門から注入するもので、グリセリン液が腸を直接刺激するほか潤滑剤の役割になって排便を促す効果があります。(市販されているいちじく浣腸も、中身はグリセリン液で効果はほぼ同じ)
浣腸後はすぐに効果が現れるので、赤ちゃんの便秘もすぐに解消されます。ただ、押し固められて硬くなった便をそのまま出すことになるので、肛門が切れたり痛みを伴ったりすることがあります。
便秘の治療2、飲み薬
便が1日も早く出さなければいけない!という状況でなければ、下剤の飲み薬が処方されます。
病院で主に処方されるのは『酸化マグネシウム』という薬で、便に水分を吸収させることで便の量を増やして排便を促す効果があります。薬の作用時間は8時間ですが、薬を飲み始めて実際に柔らかい便が出るには1~2日かかると言われています。
私の娘に処方されたのは、酸化マグネシウム0.3g(就寝前1回)で、処方当時の就寝前に処方通り飲ませてみました。
翌日は飲み薬を飲む前と同じように硬いうんちが出ましたが、翌々日に硬いコロコロうんちの後に特に苦しがる様子もなく、いつの間にかやわらか~いうんちをしていました♪
うんちがこんなにうんちして大丈夫!?というくらい出たので、やっぱりかなり貯まっていたんだと思います…。
浣腸も下剤(酸化マグネシウム)など赤ちゃんに処方される薬は、安全性が高く、『クセ』になることはまずありません。
便秘を日常的に繰り返さないよう、生活習慣や離乳食の工夫も大切ですが、私の経験から、赤ちゃんが便秘で苦しんでいるようなときは病院で医師の指示を聞いてうんちを早くすっきり!出してあげることをおススメしたいです。
娘の便秘は食べる量が増えたら改善した
薬を飲むことで、便秘は解消されるでしょう。
ただ、『この先、ずっと飲み続けないとだめなのか?』という疑問も出てくると思います。
娘や周りのお子さんの話を聞いても、成長とともに便秘も解消されていくので、薬を飲むのは一時的と思って大丈夫です。
私の娘は、離乳食後期に入った生後10ヶ月頃から、とにかく沢山食べるようになり、太っている方でもなかったので、こんなに上げて大丈夫かな?と思うくらいたくさん食べさせていました。それと同時期に、硬かった便も柔らかくなり、便秘どころか1日2回も3回も出るようになりました!
動き回る時期になったというのも理由かもしれませんが…医師曰く、『食べる量が少なければうんちも出ない』とのことです。まあ、大人で考えてもそうですよね。
離乳食初期・中期は、食べる量も少なく、嫌がって食が進まない子も多いと思いますが、大きくなって食べる量が増えれば、うんちも自然と出てくるはずです♪
便秘は、かわいそうですが、小さいうちは薬に助けてもらいながら、成長を待ってあげることが大切かもしれませんね^^